自分にはつむじが2つあります。
多分5歳くらいの時、親戚なのか他人かもわからないけれど、とにかく大人の人に
「この子はつむじが2つあるから、良い人間か物乞か、どっちかになる」
と言われたことがあります。
物乞の意味もわからないまま「物乞にだけはなるな」と祖父から叩き込まれていたので
とにかく大変なことが頭のてっぺんで起こっていると思いました。
幼い自分には「物乞になるかも知れない」という恐怖感しかなく、ずっとこの言葉が頭に焼き付いて離れることなく今に至ります。
この恐怖感を「2つつむじの呪い」と名付けました。
「オーメン」というホラー映画では、主人公ダミアンの頭に数字の6の形のつむじが3つあり、主人公は人の形をした悪魔となっていきます。
小学生の時にこの映画を観て
「ダミアンはつむじが3つあるから、良い人間か物乞か悪魔になるかで、結局悪魔になった。自分は2つだから悪魔にならないぞラッキー♪」
と勝手に思い込み、2つつむじの呪いによる恐怖感に打ち勝つ事ができました。
ダミアンの頭にあるのは正確にはアザですが、子供の自分はつむじと解釈していて
映画に救われた瞬間でした。
映画に救われ、映像制作を仕事にし
どこまでも映像に生かされている人生だと思っています。
良い人間には程遠いけれど、物乞にはなってないぞラッキー♪
山田 (・ω・)ノ