プラモデルを塗装すると、乾くまでに時間がかかるので
その時間を短縮するために専用の「乾燥ブース」というものがあります。
これがなかなか大きくて金額も高いので、かなりのハイエンドユーザーじゃないと手が出ない機材なんです。
「乾燥ブース」の代用品として食器乾燥機を使う強者が現れ、模型ファンの間で話題になりました。
このニュースを敏感に察知したメーカーが、安すぎて売れない食器乾燥機を
「プラモデル用の乾燥ブースとして」と使用用途の説明を加えて売ったところ大ヒットしたそうです。
プラモデル置き場に置かれたその商品の売り文句は「模型製作の神器」。
商品は全く変えることなく、使い方の意味を変えることで売り上げが変わってしまったわけです。
世の中の産業技術は出尽くしたと言われていて、その組み合わせや意味を変えることで新しい価値が生まれていく時代になりました。
さぁ、映像技術はどう意味を変えていくか。次の一手を考えるヒントは模型売り場にありました。
山田(・ω・)ノ
