お盆になると観たくなる映画「リメンバー・ミー」。
こんなにも何度見ても飽きず、ずっと観ていたい映画はなかなか無いです。
メキシコの「死者の日」に死者の国へ紛れ込んでしまった少年ミゲルとその家族の物語ですが
音楽がストーリーの軸になっていて、ミュージカルじゃ無いけどミュージカルっぽい。
しかもその音楽が素晴らしく、特に日本語吹き替え版のミゲルの歌声が秀逸です。
メキシコの「死者の日」という行事は、この映画で詳しく知ったんですが
日本のお盆とすごくよく似ていて
年に一度、死者が帰ってくるので、お墓参りしたりお供物をしたりする。
基本的な構造はお盆と同じですね。
この映画で一番グッとくる設定は
生きている人に忘れられた死者は、完全に存在が消滅してしまうということ。
死はそんなに悲しかったり怖かったりする描写ではなく
一番悲しくて辛いことは「忘れられてしまうこと」という設定。
忘れられて消滅することが、本当の死だと表現しているところがこの映画のすごいところ。
この映画を見ると
ご先祖さんを大事にしなきゃと思うし、死後の世界はそんなに怖いもんじゃないなと思えます。
お盆はなかなか楽しいイベントなんだと再認識できる「リメンバー・ミー」。
まだ観ていない方はぜひ!
山田(・ω・)ノ