新型コロナ禍で世の中がまるで変わってしまった。
「アフターコロナ」「ウィズコロナ」「ニューノーマル」
世界はいろんな言い方でこの変化を定義づけようとしていますが
もやっと霧がかかったような目先の未来が
どんな風に変化していくのかがなかなか見えない中
何か名前をつけたり、フォーマット化したりして安心を得ようとしているんだと思います。
今後の世界の変化はよく分からないけれど
全てがコロナ禍以前には戻れない(戻らない)ということはハッキリしていますね。
ニューノーマル。
これだけ世界が大きく影響を受けたわけだから
勝手に色んなことが変化していきます。生き方も、仕事も、価値観も。
その変化にいかに対応していけるかが重要で
変化しない、出来ないものは淘汰されていく。
このふるいの掛け方が広く標準化されるのが「ニューノーマル」なのではないか
と、私は勝手に定義づけしています。
オンラインによる心の変化。
新型コロナがもたらした「なんでもオンライン化」はちょっと面白いなと思っています。
コロナ禍以前にもオンラインサービスは山ほどあったけれど
これを利用することが強制的に標準化されたことで
オンラインに対するリテラシーが急速に人々に浸透していった感じがすごく面白い。
オンラインミーティングでは発言が重なるとうまく進行しないので
誰かが話していたら発言が終わるまで待ってあげるマナーが勝手に生まれています。
対面よりも時間がかかったり、対面じゃないと伝わりにくいことがあったり
ネガティブな面を探せばどんどん出てくるけれど
オンラインというある一定の枠組みに放り込まれたことで
相手を待ってあげるとか、わかりやすく伝えようとする努力とか
全体的に人は優しくなっているんじゃないかと思うんですね。
接続する先にいる相手のことを思ったり考えたりすることが
半ば強制的に備えられていく感じが
まるでウイルスとテクノロジーに人が育てられているようで
実に面白い変化だなと思うのです。
ウェビナーしよう。
T601の大きな変化の一つに「ウェビナー文化の定着」があります。
色んな働き方やキャリアを持つスタッフが集まっているT601において
全てのスタッフに共通していることは「映像をつくる」ということ。
部署や立場は違えど、それぞれが持っている知識や経験値を知ることは
仕事を進める上で確実に自分自身を成長させることにつながります。
「なんでもオンライン化」によって世の中ではウェビナーという学び方が標準化されました。
T601でも社内ウェビナーやってみよう!と始めてみたところ
これがかなり面白いことになっています。
そもそもスタッフそれぞれに得意なこと、経験値はたくさんあるけれど
その共有の仕方が今まではあまり上手ではなかったと思います。
ウェビナーという情報共有の手段を得たことで、急に知識共有の速度が上がってきました。
ウェビナーによる気風の変化。
オンラインなので距離の制約がなくなり、対面でのセミナーよりも参加しやすい。
録画してアーカイブできることで時間の制約がなくなり
さらにこの知的財産はこれから先T601で働くまだ見ぬ新人スタッフも受け取ることができる。
何より
こんなことを伝えたい
こんなことを知りたい
という気持ちを当たり前に表に出せる気風が社内に広がっていることが面白い。
ウェビナーによって、相手に伝える話し方の難しさを知ったり
聞きたいことをリクエストするアクションが起こったり
コロナ禍以前にはなかった変化をスタッフたちが起こしているんです。
ちゃんとみんな、時代の変化に対応しているね。
なかなか見通しが良くない状況の中
「どう学び、どう発信し、どう成長していくのか」
この部分については見通しが良くなってきました。
世界を巻き込む未曾有の災いの中にも、良い部分はきっとあります。
その部分を上手にすくい取りながら、柔軟に変化していける「ニューノーマル」でありたいと思います。
山田(・ω・)ノ